病気になってわかったこと

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左卵巣腫瘍切除の手術を受けて、約2年が経過しました。

 

 

入院も、手術も経験したことのなかった私。

この病気になって、わかったことがたくさんありました。

 

 

まずは、身近に婦人科系疾患と向き合っている人がたくさんいること。

子宮筋腫で治療が難しい方、卵巣腫瘍で卵巣摘出まで至った方、子宮がんで若くして子宮摘出手術を受けた方。。。

皆さんご自身の色々な経験から、声をかけて頂き、アドバイスし、励ましてくれました。

 

普段接している方が、もちろん健康だと思っていた方が、現在または過去に病気を抱えていた。

 

そう思うと、考えさせられるものがありました。

 

 

 

 

また、妊娠、出産する女性が高齢化していく中で、このような婦人科系疾患を抱える人が増えているという現状。

『女性が活躍できる社会』を目指している日本ですが、

これは女性の社会進出を主にさしているのであって、

自分にとって何をすることが【女性(自身)の活躍】であるかは千差万別です。

 

出産しないから病気が増える、なんて単純なことではないですが、

妊娠・出産の高齢化は女性の不妊や出産のリスクだけでなく、女性の身体にも影響を及ぼしているというのは事実としてあります。

 

私は、社会で活躍することだけが大切なことではない、と思っています。

妊娠出産と大きなイベントを持つことが出来るのも女性ならでは。

それが経験できる時間は現代の女性にとってはかなり限られているということ。

そのことを今一度よく意識し直さなければならないのではないでしょうか。

 

 

 

またそれとは反対に、子どもをつくらない女性の生き方を想像するきっかけにもなりました。

万が一卵巣が無くなったら、自分は子どもを産むことが出来なくなる。

そうなった場合の未来はどうなのか。

『将来結婚して子供を産む』ことがなんとなく自分の未来だと思っていましたが、それは当たり前のことではないとに気づきました。

それが叶わないときはどんな人生にしていきたいのか。

 

そんなことをよくよく考えてみると、今までの自分の理想が甘くて浅はかなことに気づかされました。

 

 

 

 

 

 

 

 

現在、私はいたって健康に過ごしています。

卵巣腫瘍の再発もありません。

 

 

入院前に付き合い始めた彼と結婚し、1年半以上経ちました。

今後はこどもについて話し合うところです。

 

 

 

 

今、卵巣腫瘍を抱えている方も、

まずは自分の身体が健康になることだけを考えて、

ご自身を大切にしていただきたいと思います。

 

 

 

 

この体験記を通して少しでも皆さんの参考、力になればと陰ながら願っています。

 

 

 

 

 

 

 

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