入院2日目② ~手術後~

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手術後。

 

とにかく苦しい。

気持ち悪い。

切った箇所と思われるお腹はもちろん、体の節々が痛い。

特に両腕。

 

看護師に「どうですかー」と言われると、

「気持ち悪い」

の言葉しか出てこなかった。

吐き気しかなかった。

 

すぐに吐き気止めを点滴に入れてもらい、少しマシになる。

まだ麻酔は切れておらず、寝ては起き寝ては起き、を30分ごとに繰り返す。

起きてはうんうん言い、小一時間後にまた気持ち悪くなり、

看護師さんに訴えたが、先生に確認してもらい、

吐き気止めは入れて貰えなかった。

だが胃の中には何もないため、吐くには至らなかった。

 

あとで聞くところによると、

手術は11時30分頃終了。2時間半の手術だった。

その後15時くらいまで寝て、起きてうなされる、を繰り返していた。

体が動かせず(痛いし、体に色々なものをつけられていた)、

本当に辛かった。

 

そして体が熱くて仕方がなかった。

看護師が体温を計ると、38.5℃前後をさまよっていた。

 

 

暑いと訴える度に、母が背中に冷えた手を入れてくれたりして、

どうにかしのいでいた。

この時私のために、かなり部屋を涼しくしていたようで、

部屋の中で母は凍えていたらしい。

 

 

 

あとは左を向くと窓から日の光が射していて結構眩しかったので、

右ばかり見ていた。

 

動けないのは辛く、とにかく両腕が動かせないのが本当に痛かった。

 

また、手術中に装着された尿管が気持ち悪かった。

ちょっと動くたびに、膀胱を刺激されていた。

このまま動いて管が抜けちゃったら嫌だな、といらぬ心配をしてしまい、

余計動きづらくなっていった。

 

じっとしているとだんだん腰も痛くなり、

体位を変えるたびにお腹が痛くて。。。もう辛い。。。。

 

現在の私の装備状態はというと、

口→酸素マスク

体→ワンピース上になっている前開き可能なパジャマ

下半身→尿管。勝手におしっこが出てる

左手首→点滴

ひざ下→足の血流を保つための圧式ポンプのようなもの。

 

満身創痍だった。

 

 

そんなこんなで時間がたつと、吐き気も、体の熱もだいぶ落ち着いてきて、

17時頃に「夕飯の支度しないと」と、母は帰っていった。

一日中いてくれたんだね。

ありがとう。

 

 

18時30分頃に仕事終わりの父&妹が見舞いに来てくれた。

2人は興味ありげに一通り部屋を散策して、しゃべっていった。

雑誌を2冊買ってくれた。今はまだ読むことができないけど。。。

19時過ぎに帰っていった。

 

 

この時、私は普通に父と妹に対応していたつもりだったのだが、

母曰く、

「パパが心配してたよ。あんた全然呂律が回ってなかったって」

と後に話してくれた。

夕方でもまだ麻酔が残ってたのかな。

まともに喋れていなかったらしい。

 

 

 

その後もずっとうんうんうなされ、水も飲めず、テレビも見ることが出来ず、寝てはうなされ、起きてもうなされ。。。。

ずっと繰り返して夜中まで過ぎていった。

というか、朝までそんな調子だった。

30分~40分おきに起きて、

辛いー早く朝になれー眠くなれー

って感じで。

 

携帯もほとんど見ることが出来なかった。

メガネすらかける気が起きなかった。

お腹も空かなかった。

 

 

この状態で下剤の効果が出たら、終わりだな。

と悩んでいたが、そんな気配もなかった。

 

 

手術自体は麻酔しているから全然記憶にないし、

辛い感覚はないけど、

術後の麻酔の副作用の気持ち悪さったらありゃしない。

 

早く時間よ過ぎてくれ。

そう思うばかりだった。 

 

 

 

 

 

 

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